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第10章 2000年4月、マザトランーサンフランシスコ

出航の日は凪で何時間かエンジンの世話になる。遠くの海面に光る物を見つけ近ずいて見ると亀だ。あんなに目立つ甲羅に何か意味があるのか。西からの風の為カボサンルーカスを30マイルも離れて通り、ようやく風が振れたと思ったらインナー・ステイを支えるマストの金物が壊れた。

修理のため一番近い港、マグベイに向かう事にした。マグベイは鯨の出産場だがすでにシーズンは過ぎ去っていたが、幸い何度か観ることができた。何度かマストに登り修理が出来たが、応急処置だ。サンフランシスコまでもってほしいものだ。

風は相変わらず北西だったが、運良く風が微妙にふれ1度のタックでロス・アンゼルスに着く事が出来た。マストの金物はまた壊れたが、ロスに着く前の日の出来事だった。

ベンチュラにいる友人を尋ねてみようとチャネル・アイランド・ハーバーに入った。今度はきちんと修理が出来た。インド人の友人がバークレーよりクルーとして乗り込む事になった。正面からの強風と高波、海狭にはたくさんの本船と緊張してポイント・コンセプション通過する。友人はここで倒れる。

5月の霧雨の中、私は三たび、この地に船をもやう。
   
マザトランマリーナの仲間と町の酒場で
マザトランマリーナの仲間と町の酒場で

メキシコの漁師とマグベイでテキーラを飲む
メキシコの漁師とマグベイでテキーラを飲む

 
 
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