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第2章 1991年2月 |
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去年の夏、岡村が一人で太平洋を渡った。21フィートの船で49日は脅威的だ。その彼がハワイに船を置き飛んで日本に来たこと知ったのは偶然にも香ちゃんの家にいるときだった。久しぶりに3人で会う。そういえば彼を最後まで見送ったのも我々だった。岡村は今度の春、小笠原経由で清水に戻ってくると言うので二人で小笠原ー清水のマッチレースをやることにした。
私は28フィートの木造船、トレースで小笠原諸島の父島を目指して伊豆、松崎港を出航したのだが三宅島と八丈島の間で大波を食らい船体に亀裂が入り引き返す羽目になる。 約60時間、ブリキのバケツと仲良しになった私は御宿にたどり着く。なんとか応急の修理をして下田経由で松崎に戻ったのはここを出て2週間目のことだった。
それで得た教訓は遠くに行くには強い船でなければならないという、当り前の事だった。 その船の修理にトライしたものの、遠くに行く事を目指ししている私はそれをあきらめ、次の船を手に入れる事にした。そしてその船は金属に決めたのだった。
岡村はゴールデンウィーク明けに小笠原から女の子を乗せて帰ってきた。
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トレース |
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岡村と雪風 |
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